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【生活】(なるべく)後悔しない意思決定をするコツ

少し前だが、twitterを見ていたら、こんなtweetが流れてきた

 住む街(土地)として福岡(九州)はめちゃくちゃ気に入っているので、覚悟決めて根を下ろすか、結婚後の生活(特に子育て)を求めて親類の多い関東に戻るか、ず〜〜っと悩んでいる。

 僕も福岡は出張や旅行で行ったことのある程度だが、確かに素晴らしい街で、移住者であっても気に入って根を下ろしたくなる気持ちはよくわかる。同じぐらい素晴らしい街だと札幌が思い浮かぶが、札幌は気候が東京とはかなり違うので、そこに馴染めないと辛そうだが、福岡の場合は気候も温暖だ。

このような決断は人生では何度か訪れる。福岡は素晴らしい街ではあるものの、東京はやはり日本の中心として認識されているため、東京で生まれ育った人間が福岡で根を下ろすと聞くと、東京至上主義者などは「なんで?」という反応をするかもしれない。

tweet者が迷っているのは、将来のことがよくわからず、自分の意思決定が将来にどう影響するかわからないからだ。彼がどう決断するのが正解なのかは誰にもわからないが、「後悔しないために」という観点なら、一つの考え方があると思う。

(なるべく)後悔しない意思決定をするコツ

自分はこういう決断で結構ミスってきた方だが、個人的な経験から言えることは、将来の不安を重視して実行する決断は大体ミスるので、「今どうしたいか」で決めた方がいいと思う。なぜなら将来は予測することができないからである。

僕もキャリアの中で、グループ会社に出向したことがあり、そのグループ会社での業務はめちゃくちゃハードであったものの、元の会社よりやりがいがあり、楽しかったため、もう少し続けたい気持ちがあったし、実際に慰留もされた。しかし結局元の会社に戻ってしまった?なぜか。

仕事がハードだからということもあるが、そのグループ会社は昇進が厳しかったために、いつまでもその会社で生き残れるかわからなかったからだ。それにビビって残るのをやめた。

当時は30代半ばであれから数年立って思うのだが、もしその時にグループ会社での業務を続けたいと思うなら、とりあえず続けておけばよかったということである。もちろん戻ってからの元の会社でもよい経験はできたのだが、昇進できないならできないで、できなかった時に考えればよかったはずである。

この意思決定が結果的に良かったかどうかはともかく、理論的に正しくないと思うのは、将来起きるかもしれないBadな事態はあくまでもリスクに過ぎず、起きるかどうかはわからないのに、「残って業務を続けたい」という今そこに確実に存在している自分の気持ちより、無条件に優先してしまっている点だ。

理論的には、想定されるBadな事態が起きた時に発生しうる損害に対して、その発生確率や起きた時の対処可能性を考えて、業務を続けることによって得られる経験や楽しさを比べるという思考プロセスをとらなかった。直感に頼って不安を優先したのである。

たとえば先のtweet者だって、結婚するか、子供ができるかどうかもわからないし、それらが実現したとして、親類が多い地域の方が子育てに絶対に有利かどうかもわからないし、とにかく不確定要素が多すぎるため、それらを意思決定の重要な考慮要素としては入れるべきではないようにも見える。

「本当はAがやりたいけど、将来の事を考えるとAをやり続けるのは不安だから、リスクの少なそうなBにしよう」というジャッジは安全ではあるが、人生の満足度や幸福度の上昇にはつながらないことが多い。なぜなら結局我々は将来のリスクなんて正確に判定することができないからである。それが見えてないのに、漠然とした不安に負けて、今そこに確実にある自分の気持ちに逆らうと結局は後悔してしまう。

将来に漠然としたリスクを感じた場合に、その行動を避けるのは、おそらく環境適応的で、そのような個体のほうが子孫を残すことができたから、生存競争に勝ち残った我々は不安を感じやすい個体なのだろう。しかし、昔と違って、今は判断のミスやリスクの過小評価があっても、直ちに命を落とさないレベルまで社会が安定化している。そのような社会で生きる場合に、リスクを過大評価しがちな個体である我々は、そのバイアスを修正する必要はないだろうか。

もちろんケースバイケースではあるが、自分の経験からは、将来の漠然とした不安は概ねが自らの生存本能による過大評価バグで、自分の「挑戦したい」という気持ちに準じた方が結果としてうまくいくことが多いと思う。

 

 

 

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(後編)~マルチタスク、記録、運動、その他~

前回はタスク消化より、リズムを守る事を優先するという大原則について、説明した。

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(中編)〜タスク消化よりリズムを重視する~ - ほのぼの日記

この大原則は本当に大事なのだが、今回はもう少し細かいコツについて説明したい。

できるだけ一つの時間スロットにマルチタスクを入れ込む

日常生活を送る上で、仕事、自己投資、娯楽がバランス良く配分できると自己肯定感が高まると思う。20代はとにかく仕事+娯楽で良いかもしれないが、30代になると仕事を行うことによる成長曲線も鈍くなり、仕事だけでは頭打ちになるので、自己投資を行う人が増えてくる。30代になって筋トレにハマる人が多いのは、やれば確実に成長を実感できるので、それが楽しいからという話も結構聞く。仕事だけしているとの心が荒むし、娯楽だけだと成長実感がなく焦りが出る。

ただ、自己投資は「明らかにやった方がいいがやらなくても誰も怒らないもの」なので、スケジュールを守る事が難しい。そこで、自分が気をつけていることは一つの時間で複数の目的を達成する事だ。

例えば朝の散歩は、3つの目的がある

  1. 日の光を浴びながらリズム運動を行うことによるセロトニンの排出
  2. 運動によるダイエット、集中力増加効果
  3. tedをシャドーイングしながら歩くことによる英語力の強化

朝起きチャレンジは失敗することも多いが、これがただの散歩だけ、もしくは朝一で机に座って勉強する、ならたぶん全く継続できなかったと思う。朝起きて運動することを目標にしてもなかなか続かないが、エアロバイクで好きなドラマやアニメを見ながらならどうだろう(これは自己投資+娯楽のパターン)。audiobookで本を聞きながら、散歩をするならどうだろう。

マルチタスクを意識して行動すると、単純に同じ時間で二つのことができるので生産性が高まるし、英語の勉強はダルいからしたくないけど、運動はしたいから、スケジュールを守る、という風にスケジュールを守るモチベーションになる。

記録を取る

僕はとにかく自分の行動を記録に取っている。Study plusという勉強時間を記録するアプリがあり、たくさんの人が友達になったがだいたい半年ぐらいでやめていくところ、もう8年ほど続けている。あとは体重、読んだ本、見た映画、使ったお金は毎日全部記録している。

スケジュールを立てているので、目標の勉強時間はあるが、勉強時間を記録して達成できても何のペナルティも設けない。過去に目標を立てて、達成できなかった時に自分にペナルティを課すことをやっていたが、あれは全くのムダだった。ペナルティは他人から与えられるから意味があるのであって、自分でやっても茶番にしかならない。

前のエントリーで、自分の生活のリズムを守ることを優先してタスク消化はいったん気にしなくてよいと書いたが、できなかったこと自体は記録をして、定期的に振り返る必要がある。データがあれば、朝のタスクがこなせていない、もしくは月曜日のタスクがこなせていないなどの傾向が見えてくる。それをみながらより達成可能性が高いスケジュールを立てられるように見直していく。前のエントリーにも書いたが、スケジュールは週の途中に変えるのはよくないが、週末ごとに見直すのは良いと思う。以下は僕の勉強の記録だが、週に20時間という目標を立てているが、ほとんど達成できていない。


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ただどの週も概ね9割は達成できているのでこれでよいと思うし、この程度のユルさでよいと思う。今は体重や使ったお金について、自動で記録を取ってくれるアプリも増えてきたので、そういったものを利用してもよいと思う。体重記録は適当なアプリでいいとして、それ以外は以下がおすすめ。

使ったお金の記録はexcelとこれ 家計簿アプリ Zaim:簡単・無料でできるお金の管理

見た映画の管理はこれ Filmarks | 映画情報サービス - 国内最大級の映画レビュー数

読んだ本の管理はこれ 読んだ本を記録して、新しい本に出会おう - 読書メーター

なお勉強時間の管理はこれ 学習総合サイト Studyplus(スタディプラス)

運動をする

不安やストレスにとらわれてしまうと、生活のリズムを守ることはとても難しくなる。生活のリズムが守れなくなるとさらにストレス耐性が下がり、あっという間に体調を崩してしまう。自分も鬱の入り口を覗いたのでわかるが、ダメになる時はびっくりするぐらいあっという間だ。よく言われることであるが、やはり不安やストレスを軽減するうえで、運動はとても有効だ。朝の運動なしにストレス耐性を高めるライフスタイルはほぼ実現不可能といってもよい。一時期、家の前にバス亭があり、そのバスに乗れば職場にほとんど歩かずに通勤できたので利用していたところ、1年ぐらい続けるとセロトニンが欠乏して大変なことになった。セロトニンを出すには日光の下で運動をする必要がある。自分の実体験からも運動は超重要と言えるし、研究もいくらでもある。

以下の本が有名だ。

脳を鍛えるには運動しかない:NHK出版

https://www.amazon.co.jp/dp/B00JDLBEFW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

このTEDも参考になる

The brain-changing benefits of exercise | Wendy Suzuki - YouTube

ただハードな運動はケガのリスクもあり、必要がないと思う。目安的には1日30分歩く×2があれば十分だ。

どうするか?コロナ下で通勤していない人も多いと思うが、通勤を利用するのが一番実現可能性が高い。通勤で行きと帰りに1駅余分に歩くルートを使えば、必要な運動量が達成できる。僕のように通勤をしていない人は別途散歩やエアロバイクで必要な運動量をカバーする。そういう意味では、実は通勤というのはリズムを守るうえで非常に合理的な仕組みであるといえる。通勤があることで平日は決まった時間におきて、決まった時間に仕事ができ、最低限の運動も行うことができる。通勤をするだけでキーマイルストーンのいくつかが守れてしまう。自己管理能力に自信のない人は、コロナリスクを見ながらになるが、とにかく出勤してしまうのも一つの手だ。ただ、仕事が終わる時間、夕飯を食べる時間というキーマイルストーンに対して無頓着すぎたのが今までの日本企業の欠点であり、そこが改善すれば、全体のストレス耐性はより高まると思う。定時が来たらいったんかえってご飯を食べて仕事が残っているならばその後にやる方がいい。

仕事を時間内に終わらせるには

そうはいっても仕事を毎日同じ時間に終わらせるのは無理だよという人は多いと思う。僕は完全フルリモートで自由度の高い働き方ができているのであまり参考にはならないかもしれない。とはいえ世間的に激務といわれる職種及び企業で働いているが、ここ1年を振り返ると仕事の開始時間は朝8時とやや早いものの、仕事は95%以上の確率できっちり18時に終えている。

僕の仕事の仕方は、どれだけ暇だろうか18時までは働くし、どれだけ忙しくても基本的に18時までしか働かない(場合によっては英語の勉強時間を削って21時まで仕事をすることはあるが、この1年では殆どなかったし、21時を超えたことは一度もない)

暇な時はtwitterをみたり、音楽を聴きながらダラダラ仕事をするが、忙しいときはそういうことは一切せずに集中力を高めて、かつ仕事の質を落として18時までに終わるように対処する。仕事はやろうと思えば無限に時間をかけることができるので、時間の制限を設けずに終わるまで頑張るというスタンスなら、おそらく残業が減ることはない。最初から18時までしかやらないと強くかつ常に意識し、18時までしかできない前提でやれば、本当に18時までに終わるのである(もちろん職種によっては顧客都合で時間のコントロールが難しい場合もあるだろうから、あくまでまで僕の場合は、ということになる)。

第一四半期にメンバーの稼働時間が合計600時間かかったあるPJで、それと同内容のタスクを第3四半期に実施することになったが、時間は400時間しか取れなかった。アサインが2/3になったわけだから、どう考えても無理で、PJリーダーだった僕は青ざめたが、どうしようもない。メンバー全員に状況を周知し、2/3しか時間がないということを強く意識し、いくつかのタスクはやらないと決めて、集中力を高めて作業することで、400時間の割り当てで無事に作業を終えることができた。驚いたことに残業時間は第一四半期より、第三四半期はむしろ減っていたのである。そこで学んだのは「人間は時間があればあるだけ使ってしまう」ということだった。なので、どれだけケツカッチンの状況を作れるかで生産性は大きく変わるし、時間制限を設けて本当に守る気があれば、なんとかなってしまうものである

読み返してみると、普通に意識の高いビジネス語りみたいになってしまったし、最後は精神論かよ!という感じもするが、受験でも仕事でも応用の利くヒントがあるような気もするので、参考にしていただければ幸いです。

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(中編)〜タスク消化よりリズムを重視する~

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前回の記事はありがたい事に、多少反響があった。

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(前編) - ほのぼの日記

よくある反響としては、以下のようなものだ。


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これは非常によくわかる。自分もそうだったからだ。僕を含む「怠惰な完璧主義者」は実現が難しいスケジュールを組んで、それを実行しようとする。理想が高いからだ。しかしそれほど勤勉でもないので、基本的に実行できず、一日中予定通りに消化できていないタスクを気にしながら、自己嫌悪に陥り、最初の1週間でスケジュールを立てる事すら辞めてしまう。

ただ、これは「ルールやパターンを遵守する生活」の趣旨を実は取り違えていると思う。守るべきなのは、生活のリズムであってタスクをこなす事ではない。できなかったタスクは潔く諦めて、繰り下げないのが一番大事なコツになる。

スケジュールは一期一会

例えば、僕のスケジュールを例にとろう。

6:00 起床

6:30-7:30 散歩+ted シャドーイング

7:30-8:00 朝食*朝の用意

8:00-18:00 仕事

18:00-18:30 子供とアニメ見る+twitter

18:30-19:00 夕食

19:00-20:00英語ニュース+スピーキング

20:00-21:00 エアロバイク+tedリスニング

21:00-22:00 風呂、寝る準備

22:00-0:00 自由時間

朝に起きれなくて散歩と英語の勉強ができなかったとしよう。

ここで、「怠惰な完璧主義者」は、後のスケジュールを繰り下げて、英語の勉強を始めてしまう。これがいけないのだ。これをやるとスケジュールは無茶苦茶になり、タスクが終わるごとにスケジュールを組み直さないといけなくなり、気が焦りリソースを浪費する。

起きれなかった以上はその日の朝の英語勉強は諦めて、8時から仕事を開始するというリズムを死守すべきだった。スケジュールは一期一会なのだ。できなかったタスクはもう取り返しはつかない。時間は過ぎてしまったのだ。なので一旦忘れて次へ向かう。これがタスクより、生活のリズムを重視する考え方だ。

スケジュールを立てない方がいい場合もある

悪い例を紹介しよう。

1時間寝坊してしまったので、スケジュールを1時間遅れでスタートした。なんとか9時から仕事を開始できたが、子供が風邪をひいてしまい、病院に連れていかないといけなくなった。その後もクライアントや部下からの相談があり、20時まで仕事が長引いてしまった。まだご飯も食べていない、、英語の勉強のノルマは後2時間も残っている。。結局仕事で疲れ切り、ご飯を食べて風呂に入ったら、もうやる気なんて残っておらず、タスクをまるでこなせなかった事に自己嫌悪を感じながら、酒を飲んで眠りにつく、、

彼は自己嫌悪に陥ってしまっているが、この日の彼は頑張っていなかったのだろうか。そんな事はない。実はとても頑張っているのに、こなせなかったタスクが頭から離れず、挽回したい思いで頭のリソースを浪費させながら、自己嫌悪感だけ残ってしまった。本当は時間が来たら、習慣により勝手に身体が動いてくれる事を期待してスケジュールを立てたのに、リズムよりタスク消化を優先してしまったら、とても習慣化なんてできない。また完璧主義が強く出てしまう人は、無理矢理当初のスケジュールをこなそうとして、睡眠時間を削り身体を壊してしまう。これならスケジュールなんて立てない方が絶対に良い。

ではどうすればよかったか?

僕ならこのような日は以下のように行動する

まず寝坊してしまったのは仕方ない。きっと疲れていたんだろうからここで回復できてよかったと割り切り、できなかったタスクは忘れて、予定通り仕事を8時から開始する、この仕事を開始する時間を毎日死守するのが大事なのだ。

子供が風邪をひいて病院に連れて行くのも仕方ない。そこでできなかった仕事は先送りしよう。そして家に帰ったら、今日絶対に終わらせないといけないタスクだけをピックアップしてそこに集中する。子供の風邪が理由なら同僚に助けを求める事も許されるだろう。それで予定通り18時に終わればベストだが、それでも仕事が終わらなかったとする。

その場合でも18時半に夕飯を食べると決めているなら、一旦仕事は打ち切ってご飯を食べる。ご飯を食べる時間を守るのもリズムという観点からはとても大事だ。夕飯を食べた事によって気分がリフレッシュできて、19時40分に仕事が終わったとしよう。であれば、20時まで休んで、20時から予定されていたエアロバイクをこなす。19時から予定されていたタスクは忘れていい。今日は十分頑張ったのだから。運動でスッキリした事により、僕は予定通り0時に眠れるだろう。

 怠惰や突発的な予定により、いくつかやるはずだった予定は崩されているのだが、できなかったタスクは忘れて飛ばす事により、キーマイルストーンの多くを死守して、リズムは守れている。キーマイルストーンとは、起きる時間と、仕事を開始する時間と、食事の時間と、寝る時間が考えられる。この4つが固定できれば、多少仕事が忙しくてもリズムはなかなか崩れない。ちなみに、できるならば仕事を終わる時間も固定したい。

キーマイルストーンを守り、生活のリズムを死守する事が「ダラダラしている」「うまく時間を使えていない」という自己嫌悪に陥る事を防いでくれる。ちなみに僕も立てたスケジュールを大体は守れているが、100%完遂できた事は1日もない。それほど人の生活は流動的なものだ。

タスクを飛ばした事が気持ち悪いなら、後の自由時間で調整したっていい。休日でフォローするのも良い方法だ。

ただ自由時間が1日2時間を切るパターンを長く続けてしまうと、体力は回復してもMPが回復せず心が荒んでしまう。なので、できれば1日2時間は確保した方がよい。そして、突発的な事態でタスクができない事は通常のことで、自分が悪いわけではないことがわかってくれば、一定のリズムを守って生活することが快感になり、それがワークする自分を見直す現象が起きてくる。この繰り返しで、リズムを守って生活できる自分を肯定できるようになってくれば、自信が生まれ、正の循環に入る。

まだまだコツはあるが、長くなったので、次回に続きを書きます。

 

 

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(前編)

新型コロナで、家に閉じこもりがちになり、鬱っぽくなっている人が増えているようだ。自分も数年前に鬱っぽくなったことがあり、他人事でもない。


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そんな時にこのツイートを見つけた。もう4年も前のことだ。この方の医者としての実績は知らないし、そもそも本当に医者であるかもわからないが、何となくこのツイートにはピンとくるものがあった。

周りでメンタルをやられた人は仕事で寝る時間やら起きる時間が不規則で、ストレスが高く、運動なども殆どせず、酒量が多い。では全く逆の「ルールやパターンを徹底的に遵守した生活」を送ることにしたら、うつ病を予防できるのではないだろうか。最初はうまくいかなかったが試行錯誤し、ようやく概ね完成させることができた。

結果としてどうなったか?

1年ほど悩まされた逆流性食道炎は完璧に治り、曜日や天気によって気分が変わる事もなくなり、仕事における生産性も大きく向上し、評価が良くなった。英語の勉強も前より時間を確保できるようになった。

「ルールとパターンを遵守する生活」は、労働環境や家庭環境等の状況によっては、誰にでもできるわけではないが、徹底できれば莫大なメリットを得られるため、一つの例として紹介したい。

なぜ「ルールとパターンを遵守する生活」が必要なのか

皆さんにも、やる事がいっぱいあるのに、うまく時間が使えず、ついついゴロゴロしながらネットをしてしまったり、起きる時間や寝る時間が安定しないので、朝起きるのが辛かったり、夜なかなか眠れなくてイライラした事はないだろうか。

実はそれだけなら、それほど弊害はないのかもしれない。問題は貴方が「怠惰な完璧主義者」であった場合に、時間をうまく使えなかった事そのものにイライラしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうことにある。時間をうまく使う事はとても難しい。そこで、時間の使い方をあらかじめ決めてしまい、そのルール通りに行動することで、すべての行動を習慣化し自己嫌悪に陥る事を防ぐことができる

実際の例

僕は平日は以下の行動パターンで生活している。月から金まで同じ行動パターンである。厳密には平日のうちの1日の夜の時間は自由時間にしている。コロナでめっきり減ったが、夜に飲みに行くこともあるからだ。

僕の平日のパターンはこうだ。

6:00 起床

6:30-7:30 散歩+ted シャドーイング

7:30-8:00 朝食*朝の用意

8:00-18:00 仕事

18:00-18:30 子供とアニメ見る+twitter

18:30-19:00 夕食

19:00-20:00英語ニュース見る+スピーキング練習

20:00-21:00 エアロバイク+ted

21:00-22:00 風呂、寝る準備

22:00-0:00 自由時間

基本的に時計とにらめっこしながら、このパターンが守れるようにしている。もちろん寝坊したり、だらけてしまったりで守れないこともあるが、仕事や英語の時間などやらないといけないことは記録をとって後で振り返るようにしていて、うまくいかない場合にはパターンを変えてしまう。このパターンも今はある程度確立しているが、100回以上の修正を加えた結果である。実際仕事が18時に終わらない事は、平均すると月に2回もないかもしれない。なぜこんなことをしているのか?理由は3つある。

3つのメリット

一つは、このやり方で習慣化がしやすくなることだ。仕事はやらないと怒られるから仕方なくやる人がほとんどだと思うが、運動や英語の勉強など「やった方が明らかにいいが、やらなくても誰も怒らないもの」を継続してやるのはとても難しい。僕も英語の勉強は決して好きではないが、今では決めた時間になったら勝手に身体が動くようになっている。習慣化しているからだ。気が向いたときにやる、では一生気が向くときは来ない。

2つは、リソースの節約だ。時間をどう使うかを決めるのはものすごくリソースを食うし、うまくいかなかった時のストレスも高い。「宿題やんなきゃな、やんなきゃ」と思いながら、時間はどんどん経過していくというケースでは、実はその時間はリラックスもできていないし、かといって宿題が進むわけでもないし、言ってしまえばそれは無駄な時間なのだ。

有名な話ではあるが、人間は選択することにストレスを感じる。スティーブ・ジョブスが着る服を毎日きめて、リソース浪費を防いでいるという有名な話があり、僕も曜日ごとに使うベルトは全部決めているなど、実際似たようなことはやっているのだが、そんなことより、一番しんどいのは「時間の使い方」を選択することである。洋服を決めるのなんて1分もかからないが、時間の使い方は、予め決めていないのであれば、起きている間は常に気にしなくてはならないタスクである。これは明らかなリソースの浪費となる。

3つ目は時間の使い方に対する後悔を防ぐことだ。生活の過程では、仕事でとれるはずの案件をとれなかったり、英語のテストがうまくいかなかったり、ミーティングで恥をかくなど失敗をすることは日常茶飯事だ。そんな時には「もっと頑張っておけばよかった、、」と考えることが通常だと思う。

だが、仮に決めたスケジュールどおりに、行動できていたとしたらどうか?

やり方の面を反省することはあっても、「もっと頑張っておけばよかった」という方向での後悔はしないはずだ。なぜなら自分で決めたとおりに頑張ったのだから、これ以上、少なくともかける時間の面ではやれることはなかったと割り切ることができる。結果はどうしても運に左右されるので、スケジュールを守ることで、自分はやれることはやったんだという自信と肯定感を得ることができる。

ここまで書いてきて、こう思われる方は多いだろう。

「OK、グッドアイデアだと思う。スケジュールを守れさえすればね。。あなたはとても勤勉な人なんだろうけど、普通の人はこんなことはできない」

とんでもない。僕はとても怠惰な人間で、とにかく朝に起きることができなくて、比較的時間に緩い会社だったというのもあるが、朝に遅刻しないで会社にいけるようになったのは入社して10年がたったころだ。英語の勉強も2013年から始めているが最初の4年間は、本当に気が向いたときにしかできず、toeicの点数もほとんど上がらなかった

実際ここまでスケジュールどおりに行動できているのは、コロナ下で完全リモートワークができていることが大きいが、実際のところスケジュールを守るコツはある。ただ長くなったので、そのコツについては次回にしたいと思います。

 

 

【社会】ワクチン予約システム不備に関する私見(防衛省擁護ポジ)

初めに断っておきたいですが、僕はSEではなく、システムのことは詳しくありません。それでも今回のワクチン予約システムの欠陥に関する報道や反応には違和感を感じるので、書き留めておきたいと思います。結論からいうと「確かにクソシステムであるかもしれないが、超短納期と防衛省固有の事情を考慮するとやむをえなかった可能性があるし、システム会社には責任はなかった」というものです。

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【社会】JRに乗車拒否された車椅子の女性の主張は決して間違っていない

発端はこのツイートだった

 このツイートが見事に炎上して、車椅子の女性に非難が殺到した。個人的には、自らの経験から、車椅子の苦労も多少わかるつもりだ。

「JRに乗車拒否された」車イス利用者のブログに賛否 駅員の対応は問題だったのか、国交省に聞いた(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

自分だって、自分の子供だっていつ障害者になるかわからない。そして、障害者になってしまったら、生活コストは跳ね上がり、収益稼得能力は通常下がる。その負担は一人で抱えるのは無理だと思うので、障害者に優しい社会を作るように働きかけることは、確かにコストはかかるものの、自分の将来や子供にとって保険になりうると思うので、すぐにこの女性を叩く気にはなれなかった。

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