ほのぼの日記

ほのぼの日記です

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(後編)~マルチタスク、記録、運動、その他~

前回はタスク消化より、リズムを守る事を優先するという大原則について、説明した。

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(中編)〜タスク消化よりリズムを重視する~ - ほのぼの日記

この大原則は本当に大事なのだが、今回はもう少し細かいコツについて説明したい。

できるだけ一つの時間スロットにマルチタスクを入れ込む

日常生活を送る上で、仕事、自己投資、娯楽がバランス良く配分できると自己肯定感が高まると思う。20代はとにかく仕事+娯楽で良いかもしれないが、30代になると仕事を行うことによる成長曲線も鈍くなり、仕事だけでは頭打ちになるので、自己投資を行う人が増えてくる。30代になって筋トレにハマる人が多いのは、やれば確実に成長を実感できるので、それが楽しいからという話も結構聞く。仕事だけしているとの心が荒むし、娯楽だけだと成長実感がなく焦りが出る。

ただ、自己投資は「明らかにやった方がいいがやらなくても誰も怒らないもの」なので、スケジュールを守る事が難しい。そこで、自分が気をつけていることは一つの時間で複数の目的を達成する事だ。

例えば朝の散歩は、3つの目的がある

  1. 日の光を浴びながらリズム運動を行うことによるセロトニンの排出
  2. 運動によるダイエット、集中力増加効果
  3. tedをシャドーイングしながら歩くことによる英語力の強化

朝起きチャレンジは失敗することも多いが、これがただの散歩だけ、もしくは朝一で机に座って勉強する、ならたぶん全く継続できなかったと思う。朝起きて運動することを目標にしてもなかなか続かないが、エアロバイクで好きなドラマやアニメを見ながらならどうだろう(これは自己投資+娯楽のパターン)。audiobookで本を聞きながら、散歩をするならどうだろう。

マルチタスクを意識して行動すると、単純に同じ時間で二つのことができるので生産性が高まるし、英語の勉強はダルいからしたくないけど、運動はしたいから、スケジュールを守る、という風にスケジュールを守るモチベーションになる。

記録を取る

僕はとにかく自分の行動を記録に取っている。Study plusという勉強時間を記録するアプリがあり、たくさんの人が友達になったがだいたい半年ぐらいでやめていくところ、もう8年ほど続けている。あとは体重、読んだ本、見た映画、使ったお金は毎日全部記録している。

スケジュールを立てているので、目標の勉強時間はあるが、勉強時間を記録して達成できても何のペナルティも設けない。過去に目標を立てて、達成できなかった時に自分にペナルティを課すことをやっていたが、あれは全くのムダだった。ペナルティは他人から与えられるから意味があるのであって、自分でやっても茶番にしかならない。

前のエントリーで、自分の生活のリズムを守ることを優先してタスク消化はいったん気にしなくてよいと書いたが、できなかったこと自体は記録をして、定期的に振り返る必要がある。データがあれば、朝のタスクがこなせていない、もしくは月曜日のタスクがこなせていないなどの傾向が見えてくる。それをみながらより達成可能性が高いスケジュールを立てられるように見直していく。前のエントリーにも書いたが、スケジュールは週の途中に変えるのはよくないが、週末ごとに見直すのは良いと思う。以下は僕の勉強の記録だが、週に20時間という目標を立てているが、ほとんど達成できていない。


f:id:ice_hockey_hair:20210525231945j:image

f:id:ice_hockey_hair:20210525232001j:image

ただどの週も概ね9割は達成できているのでこれでよいと思うし、この程度のユルさでよいと思う。今は体重や使ったお金について、自動で記録を取ってくれるアプリも増えてきたので、そういったものを利用してもよいと思う。体重記録は適当なアプリでいいとして、それ以外は以下がおすすめ。

使ったお金の記録はexcelとこれ 家計簿アプリ Zaim:簡単・無料でできるお金の管理

見た映画の管理はこれ Filmarks | 映画情報サービス - 国内最大級の映画レビュー数

読んだ本の管理はこれ 読んだ本を記録して、新しい本に出会おう - 読書メーター

なお勉強時間の管理はこれ 学習総合サイト Studyplus(スタディプラス)

運動をする

不安やストレスにとらわれてしまうと、生活のリズムを守ることはとても難しくなる。生活のリズムが守れなくなるとさらにストレス耐性が下がり、あっという間に体調を崩してしまう。自分も鬱の入り口を覗いたのでわかるが、ダメになる時はびっくりするぐらいあっという間だ。よく言われることであるが、やはり不安やストレスを軽減するうえで、運動はとても有効だ。朝の運動なしにストレス耐性を高めるライフスタイルはほぼ実現不可能といってもよい。一時期、家の前にバス亭があり、そのバスに乗れば職場にほとんど歩かずに通勤できたので利用していたところ、1年ぐらい続けるとセロトニンが欠乏して大変なことになった。セロトニンを出すには日光の下で運動をする必要がある。自分の実体験からも運動は超重要と言えるし、研究もいくらでもある。

以下の本が有名だ。

脳を鍛えるには運動しかない:NHK出版

https://www.amazon.co.jp/dp/B00JDLBEFW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

このTEDも参考になる

The brain-changing benefits of exercise | Wendy Suzuki - YouTube

ただハードな運動はケガのリスクもあり、必要がないと思う。目安的には1日30分歩く×2があれば十分だ。

どうするか?コロナ下で通勤していない人も多いと思うが、通勤を利用するのが一番実現可能性が高い。通勤で行きと帰りに1駅余分に歩くルートを使えば、必要な運動量が達成できる。僕のように通勤をしていない人は別途散歩やエアロバイクで必要な運動量をカバーする。そういう意味では、実は通勤というのはリズムを守るうえで非常に合理的な仕組みであるといえる。通勤があることで平日は決まった時間におきて、決まった時間に仕事ができ、最低限の運動も行うことができる。通勤をするだけでキーマイルストーンのいくつかが守れてしまう。自己管理能力に自信のない人は、コロナリスクを見ながらになるが、とにかく出勤してしまうのも一つの手だ。ただ、仕事が終わる時間、夕飯を食べる時間というキーマイルストーンに対して無頓着すぎたのが今までの日本企業の欠点であり、そこが改善すれば、全体のストレス耐性はより高まると思う。定時が来たらいったんかえってご飯を食べて仕事が残っているならばその後にやる方がいい。

仕事を時間内に終わらせるには

そうはいっても仕事を毎日同じ時間に終わらせるのは無理だよという人は多いと思う。僕は完全フルリモートで自由度の高い働き方ができているのであまり参考にはならないかもしれない。とはいえ世間的に激務といわれる職種及び企業で働いているが、ここ1年を振り返ると仕事の開始時間は朝8時とやや早いものの、仕事は95%以上の確率できっちり18時に終えている。

僕の仕事の仕方は、どれだけ暇だろうか18時までは働くし、どれだけ忙しくても基本的に18時までしか働かない(場合によっては英語の勉強時間を削って21時まで仕事をすることはあるが、この1年では殆どなかったし、21時を超えたことは一度もない)

暇な時はtwitterをみたり、音楽を聴きながらダラダラ仕事をするが、忙しいときはそういうことは一切せずに集中力を高めて、かつ仕事の質を落として18時までに終わるように対処する。仕事はやろうと思えば無限に時間をかけることができるので、時間の制限を設けずに終わるまで頑張るというスタンスなら、おそらく残業が減ることはない。最初から18時までしかやらないと強くかつ常に意識し、18時までしかできない前提でやれば、本当に18時までに終わるのである(もちろん職種によっては顧客都合で時間のコントロールが難しい場合もあるだろうから、あくまでまで僕の場合は、ということになる)。

第一四半期にメンバーの稼働時間が合計600時間かかったあるPJで、それと同内容のタスクを第3四半期に実施することになったが、時間は400時間しか取れなかった。アサインが2/3になったわけだから、どう考えても無理で、PJリーダーだった僕は青ざめたが、どうしようもない。メンバー全員に状況を周知し、2/3しか時間がないということを強く意識し、いくつかのタスクはやらないと決めて、集中力を高めて作業することで、400時間の割り当てで無事に作業を終えることができた。驚いたことに残業時間は第一四半期より、第三四半期はむしろ減っていたのである。そこで学んだのは「人間は時間があればあるだけ使ってしまう」ということだった。なので、どれだけケツカッチンの状況を作れるかで生産性は大きく変わるし、時間制限を設けて本当に守る気があれば、なんとかなってしまうものである

読み返してみると、普通に意識の高いビジネス語りみたいになってしまったし、最後は精神論かよ!という感じもするが、受験でも仕事でも応用の利くヒントがあるような気もするので、参考にしていただければ幸いです。