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【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(中編)〜タスク消化よりリズムを重視する~

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前回の記事はありがたい事に、多少反響があった。

【生活】ストレス耐性を高めるライフスタイル(前編) - ほのぼの日記

よくある反響としては、以下のようなものだ。


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これは非常によくわかる。自分もそうだったからだ。僕を含む「怠惰な完璧主義者」は実現が難しいスケジュールを組んで、それを実行しようとする。理想が高いからだ。しかしそれほど勤勉でもないので、基本的に実行できず、一日中予定通りに消化できていないタスクを気にしながら、自己嫌悪に陥り、最初の1週間でスケジュールを立てる事すら辞めてしまう。

ただ、これは「ルールやパターンを遵守する生活」の趣旨を実は取り違えていると思う。守るべきなのは、生活のリズムであってタスクをこなす事ではない。できなかったタスクは潔く諦めて、繰り下げないのが一番大事なコツになる。

スケジュールは一期一会

例えば、僕のスケジュールを例にとろう。

6:00 起床

6:30-7:30 散歩+ted シャドーイング

7:30-8:00 朝食*朝の用意

8:00-18:00 仕事

18:00-18:30 子供とアニメ見る+twitter

18:30-19:00 夕食

19:00-20:00英語ニュース+スピーキング

20:00-21:00 エアロバイク+tedリスニング

21:00-22:00 風呂、寝る準備

22:00-0:00 自由時間

朝に起きれなくて散歩と英語の勉強ができなかったとしよう。

ここで、「怠惰な完璧主義者」は、後のスケジュールを繰り下げて、英語の勉強を始めてしまう。これがいけないのだ。これをやるとスケジュールは無茶苦茶になり、タスクが終わるごとにスケジュールを組み直さないといけなくなり、気が焦りリソースを浪費する。

起きれなかった以上はその日の朝の英語勉強は諦めて、8時から仕事を開始するというリズムを死守すべきだった。スケジュールは一期一会なのだ。できなかったタスクはもう取り返しはつかない。時間は過ぎてしまったのだ。なので一旦忘れて次へ向かう。これがタスクより、生活のリズムを重視する考え方だ。

スケジュールを立てない方がいい場合もある

悪い例を紹介しよう。

1時間寝坊してしまったので、スケジュールを1時間遅れでスタートした。なんとか9時から仕事を開始できたが、子供が風邪をひいてしまい、病院に連れていかないといけなくなった。その後もクライアントや部下からの相談があり、20時まで仕事が長引いてしまった。まだご飯も食べていない、、英語の勉強のノルマは後2時間も残っている。。結局仕事で疲れ切り、ご飯を食べて風呂に入ったら、もうやる気なんて残っておらず、タスクをまるでこなせなかった事に自己嫌悪を感じながら、酒を飲んで眠りにつく、、

彼は自己嫌悪に陥ってしまっているが、この日の彼は頑張っていなかったのだろうか。そんな事はない。実はとても頑張っているのに、こなせなかったタスクが頭から離れず、挽回したい思いで頭のリソースを浪費させながら、自己嫌悪感だけ残ってしまった。本当は時間が来たら、習慣により勝手に身体が動いてくれる事を期待してスケジュールを立てたのに、リズムよりタスク消化を優先してしまったら、とても習慣化なんてできない。また完璧主義が強く出てしまう人は、無理矢理当初のスケジュールをこなそうとして、睡眠時間を削り身体を壊してしまう。これならスケジュールなんて立てない方が絶対に良い。

ではどうすればよかったか?

僕ならこのような日は以下のように行動する

まず寝坊してしまったのは仕方ない。きっと疲れていたんだろうからここで回復できてよかったと割り切り、できなかったタスクは忘れて、予定通り仕事を8時から開始する、この仕事を開始する時間を毎日死守するのが大事なのだ。

子供が風邪をひいて病院に連れて行くのも仕方ない。そこでできなかった仕事は先送りしよう。そして家に帰ったら、今日絶対に終わらせないといけないタスクだけをピックアップしてそこに集中する。子供の風邪が理由なら同僚に助けを求める事も許されるだろう。それで予定通り18時に終わればベストだが、それでも仕事が終わらなかったとする。

その場合でも18時半に夕飯を食べると決めているなら、一旦仕事は打ち切ってご飯を食べる。ご飯を食べる時間を守るのもリズムという観点からはとても大事だ。夕飯を食べた事によって気分がリフレッシュできて、19時40分に仕事が終わったとしよう。であれば、20時まで休んで、20時から予定されていたエアロバイクをこなす。19時から予定されていたタスクは忘れていい。今日は十分頑張ったのだから。運動でスッキリした事により、僕は予定通り0時に眠れるだろう。

 怠惰や突発的な予定により、いくつかやるはずだった予定は崩されているのだが、できなかったタスクは忘れて飛ばす事により、キーマイルストーンの多くを死守して、リズムは守れている。キーマイルストーンとは、起きる時間と、仕事を開始する時間と、食事の時間と、寝る時間が考えられる。この4つが固定できれば、多少仕事が忙しくてもリズムはなかなか崩れない。ちなみに、できるならば仕事を終わる時間も固定したい。

キーマイルストーンを守り、生活のリズムを死守する事が「ダラダラしている」「うまく時間を使えていない」という自己嫌悪に陥る事を防いでくれる。ちなみに僕も立てたスケジュールを大体は守れているが、100%完遂できた事は1日もない。それほど人の生活は流動的なものだ。

タスクを飛ばした事が気持ち悪いなら、後の自由時間で調整したっていい。休日でフォローするのも良い方法だ。

ただ自由時間が1日2時間を切るパターンを長く続けてしまうと、体力は回復してもMPが回復せず心が荒んでしまう。なので、できれば1日2時間は確保した方がよい。そして、突発的な事態でタスクができない事は通常のことで、自分が悪いわけではないことがわかってくれば、一定のリズムを守って生活することが快感になり、それがワークする自分を見直す現象が起きてくる。この繰り返しで、リズムを守って生活できる自分を肯定できるようになってくれば、自信が生まれ、正の循環に入る。

まだまだコツはあるが、長くなったので、次回に続きを書きます。